「学生らしさ」を形に 第50回鶴鷹祭、運営の舞台裏(2026年度)
2026年6月27日(土)、28日(日)、高崎経済大学にて第50回鶴鷹祭が開催されました。
鶴鷹祭は、高崎経済大学と都留文科大学が競い合う、1973年から続く伝統ある体育対校戦です。節目となる第50回大会は高崎経済大学を会場に開催され、両大学の学生による熱戦が繰り広げられました。
半世紀にわたり受け継がれてきた伝統の節目となる今大会。その舞台裏では、多くの学生が大会運営を支えました。今回は、記念すべき第50回大会を運営として支えた2人の学生に、大会への思いや準備の裏側について話を伺いました。
左)小林 風斗さん(第60期体育会本部代表幹事) 右)宍戸 寛人さん(第60期体育会本部鶴鷹隊長)
― 記念すべき第50回大会を迎えた中で、一番印象に残っていることはありますか。
小林)都留文科大学に硬式野球部がないので、私自身がこれまで選手として鶴鷹祭に携わることはなかったのですが、大会当日の雰囲気や仲間を応援する姿を見て、通常の部活動の大会とは違う、“ここ”にしかないものを強く感じたことを覚えています。
宍戸)両校それぞれが一丸となって応援する姿が印象的でした。「学生ならではの大会」ということを実感できました。
伝統を受け継ぎながら、学生らしい大会づくりが進められた
― 開催にあたり、さまざまな部活・サークルをまとめる中で、「これだけは大切にしていた」ということはありますか。
小林)正直、これまで50回続いてきた伝統を残していくために、とにかく必死になっていたら、当日を迎えていました……(笑)。
宍戸)自分もとにかく必死でした……(笑)。ただ、鶴鷹“祭”なので、「学生が楽しめるように」ということは意識して準備してきました。交歓会での軽音ライブや、じゃんけん大会などもその一つです。

節目となる大会の企画・運営へのプレッシャー
― 第50回大会を意識した要素はありましたか。
宍戸)新企画として「鏡開き」と(両学長による)「始球式」を行いました。あとは、例年の様子を見て、盛り上がれるイベントは継続することを意識していました。
― 開催にあたり、何が一番大変でしたか。
宍戸)人を動かすことが一番大変でしたね。大人数をまとめた経験がなかったので。想定外のことが起きたときに柔軟に動けるかが常に求められていたので、そこが結構大変でした。
小林)これまで他団体と連絡を取る機会があまりなかった中で、軽音楽部やSparkle(ダンスサークル)、応援団や放送研究会など、さまざまな団体と連絡を取りながらすり合わせをして、リハーサルをして……というのは大変でした。
― 代表として折れそうになった瞬間はありましたか。
小林)二人で運営マニュアルを深夜まで作っていたときですね。
小林・宍戸)途中で、「俺たち今、何してるんだろう」みたいに言っていたよね(笑)。

準備期間の苦労を乗り越えた2人。その経験は、自身の成長にもつながった
― 鶴鷹祭を経て、自分自身に変化はありましたか。
宍戸)起こり得る事象を考えながら行動できるようになったと思っています。実際にトラブルが起きたときに、周りと一緒に対応していく力がついたと思います。
(台風の接近や、大会前日に発生した山梨県内での地震、交通状況による都留文科大学の到着遅延など、想定外の事態が相次いだ。)
小林)学生間の熱量の差がどうしても生まれてしまうので、運営として、相手の気持ちを汲み取りながら伝えることの大切さを実感しました。
― 都留文科大学との間に生まれた絆は、今後も続きそうですか。
小林)交歓会の時に体育館に敷いたブルーシートを都留文科大学に借りたので、それを都留に返しに行って、一緒に飲む約束をしています(笑)。

次世代へのメッセージ
― 最後に、未来の鶴鷹祭実行委員となる後輩たちにメッセージはありますか。
小林)忙しくなるけど、なんとかなるぞ、と。みんなを信じて、自分を信じて、諦めるなと伝えたいです。
宍戸)鶴鷹祭は大学生にしか楽しめないものなので、伝統を大事にしながら、「学生らしさ」を前面に出して、面白い大会づくりをしていってもらいたいと思います。
― 本日はありがとうございました。
取材日:2026年7月9日
