(あまやどり)特急まつかぜ～持山 保信 氏～

随筆「あまやどり」からの10作目、大学2年生の夏休み旅行の出来事が綴られています

 

周遊券、ありましたね…乗車可能な列車は限られているものの、乗り降り自由でお得なチケット

特急列車や新幹線にあった「食堂車」も、利用する機会はほとんどありませんでしたが

ここで飲食できた時はすごく特別なことをしているようで、気分が高まったことを覚えています

 

私も九州への帰省の際は、「青春18きっぷ」で東京発大垣行きの普通列車を使ったりしました

こういった「懐かしい、よき想い出」が、今の学生さんには当たり前でないことが悲しいですね

 

旅の途中で少しセンチメンタルになっている時、そこに現れた女性…ドキドキするシチュエーションです

各地の学生寮を宿にしながら、最終的には山口大学の学生寮、途中で出会った女性との手紙の遣り取りまで

持山氏のパワフルな部分と繊細な部分の対比が、とても興味深い回になっています

 

⑩特急まつかぜ(PDF:205KB)

次回「⑪深夜の芋掘り」に続く

 

担当：江畑